夏の疲れは炭酸泉ですっきりと
そろそろ暑い時期も終わり、夏の疲れが出始めるころです。
夏は蒸し暑くそれだけでも交感神経が刺激され身体への負担となります。さらに、暑い室外と、クーラーの効いた室内では大きな温度差があり、室内、室外への移動ではこの大きな室温差が体へ負担となります。
結果、秋になると「何となく疲れた、だるい」といったことを感じるようになるのです。
この場合、お風呂をうまく使うことで症状を軽くすることができると期待されます。そのポイントは夏の暑さで乱れた自律神経を整えることです。
こんなお風呂に入るのがお勧め!
こんな時、ダントツのお勧めは「ぬるめの炭酸泉」です。
ヨーロッパには多い炭酸泉ですが、日本では自然の条件などから天然炭酸泉はとても数が少ないのです。しかし、「湯楽の里」をはじめ、最近は人工炭酸泉を備えた温浴施設も多くあります。これらの人工炭酸泉は含有炭酸量も1000ppmを超えているところが多く、天然炭酸泉と同様の効果があります。
炭酸泉を秋にお勧めする理由・・・
炭酸泉を秋にお勧めする理由として、その効果の特徴の1つ目は「血流改善」です。お湯に溶け込んだ炭酸ガスは皮膚から吸収されて、血管を拡張させます。このことによって全身の血流が改善され、全身に栄養素や酸素が運ばれ、逆に体内の老廃物を洗い流してくれます。このことによって新陳代謝が活発になり、疲労も回復していくのです。
もう1つの特徴が炭酸泉は「ぬるくても冷たく感じないこと」です。炭酸泉はお湯に炭酸ガスが溶け込んでいるという特徴がありますが、お湯が熱すぎるとお湯から炭酸ガスが抜けていきます。そのため、濃い炭酸泉を維持するにはあまり湯を熱くすることができません。
しかし、炭酸ガスは皮膚の冷たさを感じるセンサーの感度を鈍くさせ、本当の湯温よりも2-3度温かく感じるという特徴があります。そのため、普通のお湯ではかなりぬるく感じる人肌の湯(36~38℃)でも十分温かる感じることができます。
ぬるい温度でも十分温かく感じるメリットは、自律神経への働きから説明できます。人肌のぬるい湯に浸かると自律神経のうち、リラックスの副交感神経が刺激されます。この副交感神経への刺激が、夏で興奮状態となった身体を鎮め、心身の疲れを取ってくれます。
以上のような、血流の改善、副交感神経刺激が、炭酸泉が夏の疲れを取ってくれる理由です。
「湯楽の里・喜楽里」に行って、ぬるい炭酸泉にじっくり浸かって夏の疲れを残さないようにしましょう!