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温泉を知ろうABOUT SPA

こんにちは。温泉療法専門医の早坂信哉です。
温泉はとても気持ちいいものですよね。温泉に行くと掲示してある「温泉分析書」で泉質について情報を知ることができます。日本には27,283か所(環境省2018年度)もの源泉がありますが、温泉は源泉によって成分がすべて異なり、同じ温泉は2つとありません。
温泉を知ればもっと楽しく、泉質の特徴を知ればもっと気持ちよく、そして泉質の効能を知ればもっと健康的に温泉に入れることでしょう。
是非、温泉についてご理解を深めていただき、より有意義な温泉タイムをお過しください!

温泉の「定義」とは...

日本の「温泉」は、温泉法では、温度が25℃以上、あるいは19種類の物質のいずれかを規定値以上含んでいること、もしくは含有成分の総量が1kgあたり1g以上であることと定義されています。
また、「療養泉」は、「療養に適している温泉」とされていて、「鉱泉分析法指針」の中で、定義されています。

泉質で効能を見てみよう

温泉の一般的適応症は、浴用、飲用ごとに表のように示されています。(平成26年環境省通知より) 必ずしも1回の入浴で効果があるものではなく、実際の療養には、温泉療法医などの専門家のアドバイスを受けて実施されることが望ましい。

:効果のある温泉
  単純温泉
炭酸水素塩泉
塩化物泉
含よう素泉
【参考】
二酸化炭素泉
(人工炭酸泉)
末梢循環障害
冷え性
高血圧(軽症)
耐糖能異常(糖尿病)
高コレステロール血症
胃腸機能低下
便秘          
胃十二指腸潰瘍          
逆流性食道炎          
萎縮性胃腸炎          
胆道系機能障害          
痛風          
関節リウマチ
自律神経不安定症
不眠症
うつ症状
筋肉や関節の慢性的な痛みやこわばり
運動麻痺による筋肉のこわばり
きりきず    
皮膚乾燥症      
アトピー性皮膚炎          
尋常性乾癬          
慢性湿疹          
皮膚化膿症          
強直性脊椎炎          
鉄欠乏性貧血          
喘息・肺気腫(軽症)
痔の痛み
病後回復期
疲労回復・健康増進
各泉質の温泉がある店舗 昭島温泉 湯楽の里 春日部温泉 湯楽の里
北本温泉 湯楽の里 相模・下九沢温泉 湯楽の里
熊谷温泉 湯楽の里 市原温泉 湯楽の里
宮沢湖温泉 喜楽里別邸 所沢温泉 湯楽の里
  湯楽の里 伊勢崎店
  溝口温泉 喜楽里
  船橋温泉 湯楽の里
  栃木温泉 湯楽の里
  酒々井温泉 湯楽の里
  ひたちなか温泉 喜楽里別邸
    国立温泉 湯楽の里
    横須賀温泉 湯楽の里
    つくば温泉 喜楽里別邸
    幕張温泉 湯楽の里
※各店舗をクリックすると温泉の紹介へ進みます。

温泉の「成分」を知ろう

温泉分析表は、温泉の履歴書みたいなもの。どんな成分が含まれているかも知ることが出来ます。
近年の科学的根拠に基づいた基準で知られているものを紹介します。

単純温泉

  1. ・アルカリ性単純温泉は、ph8.5以上
    ・刺激はマイルド
  2. 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態

炭酸水素塩泉

  1. 皮膚の角質を軟化させる効果があります。
  2. きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症

塩化物泉

  1. 皮膚に塩分が付着するため、保湿効果・循環効果があります。
  2. きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症

含よう素泉

  1. 非火山性の温泉に多く、放置すると黄色く着色します。日本は、よう素の主要生産国 です。

二酸化炭素泉
(人工炭酸泉)

  1. 炭酸ガスが皮膚から吸収され保湿効果や循環効果が知られています。
  2. きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症

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